いち日約60人が生まれるロヒンギャ難民キャンプ

国連が5月16日に発表した推計によると、ミャンマーからバングラデシュ・コックスバザールに逃れて来たロヒンギャ難民のキャンプでは、いち日約60人の赤ちゃんが生まれているという(写真はジャーナリスト中坪央暁氏提供)。避難が始まって約9か月、これまで70万人あまりがコックスバサールに流れてきて、国連UNICEFは1万6千人の赤ちゃんが劣悪な環境で生まれた。うち出産施設がある場所での出産は3千件に止まるという。

現在も約2万5000人の女性が妊娠しているという推計だが、10億米ドルの支援を呼びかける国連に対し、集まった支援はその2割だという。

雨季が到来し、キャンプの低湿地では広範囲で水没が予想、罹災者が多く出ることも懸念されている。劣悪な環境下で多くの命が政治の犠牲になっている。

(Hummingbird Advisories  佐藤 剛己)