中国援助の橋、ボルネオでも

中国がインドネシア国内最長の橋を建設することになりそうだ。ボルネオ島の北カリマンタン州政府は3月14日、中国のChina Road and Bridge Corporationと、ボルネオ島(インドネシアでは「カリマンタン島」が一般的)のブルンガン県からタラカンを結ぶ長さ5.6キロに及ぶ橋の建設の了解覚書に署名した、と発表した。中国政府からの援助3,167万米ドル(2億元)を建設費用に充てる。名前は「ブラン橋」と決まっており、周辺基盤の建設もすでに始まっている。ブラン橋は、これまで最長だったスラバヤと東ジャバのマドゥラ島をつなぐスラマドゥ橋より0.2キロ長くなる。

北カリマンタン州は、中国の一帯一路構想に伴う投資を利用したいインドネシア政府が、開発を計画する経済特区の一つ(他2つは北スマトラ州のセイマンケイと北スラウェシ州のビトゥン)。特区設置は地域間格差是正のための施策だ。

カリマンタンの橋といえば2011年、中国の援助で建てられた東カリマンタン州サマリンダのクタイ・カルタネガラ橋(当時最長、施工はインドネシア国営会社)が鋼鉄ケーブル修理中に突然崩落、事故当日に10人の死亡が確認され、負傷者・行方不明者も数十人出た。米国サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジを真似て、2002年に完成した橋だった。

インドネシア最長の橋建設に再度関わることになった中国。汚名挽回には9年待たないといけないが、完成はいつになるやら。

(Hummingbird Advisories 白新田 十久子)