新型コロナ、ついに東南アジア全土へ

ミャンマーで初めて新型コロナウイルスの感染者が確認された。36歳の米国帰りと26歳の英国帰り、いずれも男性だ。日本のJICAから提供された試薬とプライマーのあるNational Health Laboratory(国立衛生研究所)で検査の結果、陽性となったもの。今後はWHO指定の病院へ検体が送られ確定するという。ミャンマーではもともと感染症の罹患率が高く、「対応・検査能力強化が課題となっていた」(JICA)。SNSなどオンライン・メディアでは「すでに33人が感染している」などの情報も出回るが、当局は否定に必死。これを受けてアウン・サン・スー・チー氏が24日にテレビ演説。国民に冷静な行動を呼びかけた。

一方、これまで感染確認がなかったラオスでも24日、初の感染が確認された。36歳のラオス人女性は観光ガイド、24歳の同男性はホテル従業員だという。これで、東南アジア全10か国で新型コロナの感染が確認されたことになる。

25日朝時点での感染確認数は以下の通り(カッコ内は感染者、死者、回復者の順、写真も合わせてChannel News Asia)。感染数でベトナムから下位の国は域内でも検査・医療水準が高いとは言えない。感染者数や死者数は遅れて出てくるだろうから、今後数字が急騰する可能性がある。

  • マレーシア(1,624, 16, 26)
  • タイ(827, 4, 34)
  • インドネシア(686, 55, 2)
  • シンガポール(558, 2, 155)
  • フィリピン(552, 35, 2)
  • ベトナム(134, 0, 16)
  • ブルネイ(104, 0, 0)
  • カンボジア(91, 0, 1)
  • ラオス(2, 0, 0)
  • ミャンマー(2, 0, 0)

(Hummingbird Advisories  佐藤 剛己)