Jho Low 氏は政治亡命、米・マレーシアで賠償問題に動き

米司法省が、マレーシアの政府ファンド1MDBスキャンダルで、同ファンドから詐取されたうち米国管理下にある10億円近くの資金を回収することで、Jho Low氏側と合意していたことが明らかになった。30日にカリフォフルニア州の裁判所に提出された合意案から明らかになった。合意は、資産差し押さえに関する民事訴訟に関するもの。米司法省は別途、マネロンなどの刑事訴追は継続する。Jho Low氏側は違法行為への認否は明らかにしていない。

1MDBスキャンダルを巡っては、渦中のゴールドマン・サックスが10月15日の投資家との電話会議で、「we had begun discussions with certain U.S. governmental authorities with respect to the resolution of the 1MDB matter」(同社CFO)と、当局との和解をほのめかしていた。また18日の日経新聞は、マレーシア司法長官とのインタビューを引用し、マレーシア当局とゴールドマン・サックスとの和解可能性を指摘。事態が進展する兆候が出ていた。

Jho Low氏の居場所は依然として定かではない。米司法省との合意を伝える10月30日のNew York Timesは「中国にいるとみられる」と報道。一方、直近一両日の間に同氏スポークスパーソンのコメントとして、同氏は現在UAEに滞在していること、この8月に第三国から亡命の許可を得ている、との情報が複数メディアから出ている。(写真と本文は関係ありません。)

(Hummingbird Advisories  佐藤 剛己)