煌びやかな表の顔と…

最近、アジア某国の新興企業が複数国のベンチャーキャピタルから事業資金数十億円を獲得して話題になった。理由は、同社がアジアの地場企業であることに加え、先端テクノロジーを駆使していること、事業開始から数年の新興であること、急成長ですでに世界各国で商圏を得ていること、など。今後、日本への事業展開も予定するそうだ。

絵に描いたような時流便乗型企業、表はとても綺麗に見える。

複雑な資本構成を持つ同社グループは、しかし、実質特定家族支配で、透明経営とは言い難い。元事業パートナーなどからも、「主張するだけの技術力はない(主要顧客との契約が続かない)」「特定政治家とのつながりが見られる(利益誘導と「不適切」補助金取得)」「破産歴がある(債権者協議がまとまると公的資料から破産記録は抹消される)」など、あまりいい話が出てこない。

煌びやかな表の顔と、真反対の裏の顔。日本のITバブルで弾けた数多の新興企業を見るようだ。(本文と写真は関係ありません。)

(Hummingbird Advisories  佐藤 剛己)