インドネシア、「逃亡」ISIS戦闘員への警戒強化

トルコによるシリア北部クルド人勢力への軍事攻撃のドタバタの最中、クルド人勢力が警護してきた刑務所が破られ、ISIS(イスラム国)の戦闘員が逃亡したとSCMPが報道した。逃亡者の中にはインドネシア人ISIS戦闘員が約50人とその家族が含まれているという。逃亡戦闘員がテロ実行のため、偽造パスポートでインドネシアに帰国、または東南アジアの他国に渡航する可能性もあり、インドネシア政府は警戒を強めている。

インドネシアでは先週、ウィラント政治・法務・治安担当調整相がISISの思想に感化された男女に刺され、負傷したところだ。警察発表によると、事件後すでに、26人のテロ行為容疑者が逮捕されている。そんな中でのISIS戦闘員の脱獄。もし彼らがインドネシアに戻るなら、国内最大のISISネットワークのテロ組織、ジャマー・アンシャルット・ダウラ(JAD)にコンタクトすると分析されている。シリアで経験を積んだ戦闘員がJADに加わるとなると、その活動に勢いが増す可能性が高い。(写真は、2016年1月14日のジャカルタテロ、Gunawan Kartapranata氏撮影、Wikimedia Commonsより)

(Hummingbird Advisories 白新田 十久子)