シンガポールに新たな国際仲裁センターがオープン

シンガポールに新しく国際仲裁センター、「Beihai Asia International Arbitration Centre(北海アジア国際仲裁センター、BAIAC)」が本日オープンした。BAIACは、中国広西省北海市に本部を置く北海仲裁委員会が設立した。中国とアセアンの国々の中小企業間クロスボーダー商行為における紛争の仲裁サービスを低価格で効率的に提供することが目的だ。

初代所長には、国際仲裁のスペシャリストでAquinas Law Allianceに所属するProfessor Steve Ngoが任命された。中国、インド、インドネシアと東南アジアにおいて幅広く活躍している専門家だ。Ngo氏をサポートするBAIACのメンバーには、インド、スリランカ、インドネシア、中国広西省から元政府高官を含む仲裁専門家が含まれている。

BAIACの規則は国連国際商取引法委員会(UNCITORAL)のルールに則っているが、小規模や少額なクレームも受け付けられるように変更し、より低価格でサービスを提供することを目指すそうだ。

昨日は、国境を越えた企業間の紛争解決を調停するための国連条約であるSingapore Convention on Mediation(シンガポール国際調停条約)にアメリカと中国を含む46カ国が署名した。シンガポールは小国ながら攻めの姿勢を忘れない。というか、グローバルな視点から何が世界で必要とされているかいち早く考え、小国だからこそ小回りを効かせてどんどん進めていくのである。様々な意見があるのは承知だが、外交舞台での位置取りはずば抜けている。

(Hummingbird Advisories 白新田 十久子)