韓国の日米離反は本格的か

昨日5月23日からグアム沖で、米海軍と日本、韓国、オーストラリア海軍合同の軍事演習が始まった。指揮は、日本の海上自衛隊始め、「西側」各国が大変お世話になる米第七艦隊のUSS Blue Ridge(写真は、2016年3月19日にシンガポールへ寄港した際の筆者撮影)。「Pacific Vanguard」と呼ばれる演習は4か国3000人以上が参加するもので、対中国への牽制または示威行為だとの見方がもっぱらだ。

海軍は偶発戦を避ける目的もあり、政治外交面からは一歩離れた信頼関係を築くことに腐心していて、国境を超えたヨコの信頼関係が強いそうである。確かに海自の筆者知人も各国海軍関係者に知己が多い。今の状況は知らないものの、かつて海自は中国海軍とも定期交流をしていたほどだ。

しかし、今回の合同演習。韓国海軍は参加に負担を感じていたらしい。そこをなんとか引き止めたのが米側。同海軍に対しては「米国側からは普段よりも強力な(参加)要請があった」そうである。

軍の文民統制は民主主義国家の基本である以上、軍が政治に導かれるのは当然ではある。が、韓国軍が日米豪から離れつつあるとすれば、国の中国傾斜、北朝鮮への配慮が抗しがたい底流になりつつあるということではないか。

(Hummingbird Advisories  佐藤 剛己)