テロの事前察知情報

スリランカの首都コロンボを含む計8か所で21日(日)に起きた同時爆破テロで、スリランカ当局はこの数週間前にテロ情報を得ていたというニュースが出始めた。米国22日付けWSJによると、警告を出したのは米国とインド。事件2週間以上前の4月4日に、スリランカでのテロの兆候を察知して同国に伝えたという。米印の情報にテロを起こすグループの名前はなかったが、スリランカの治安当局は、これを国内のNational Thowheeth Jamathと判断し、警察当局に4月9日には伝達したという。

今のところ、事件は国際テロ組織の支援を受けた国内組織の犯行との見方が有力らしい。

テロ情報の扱いは難しい。少しでも兆候があれば広く伝えるべきという意見もあれば、いたずらに扇動しない(日本的か)という考えもあるだろう。「ソフトターゲットへの警備は?」「キリスト教の祝祭日に事前警告は不要だったか?」など、スリランカ当局の対応は議論の一つになるだろう。ちなみに、シンガポールではテロへの啓発ポスターが最近、街中のいたるところで見られるようになった。

亡くなった方々のご冥福を、心からお祈りします。

(Hummingbird Advisories  佐藤 剛己)