やる側も受ける側もプロが来るワークショップ

  • 資産情報をどうやって公知情報から取るか?
  • 公知情報の中でより正確なのはどういう情報か?
  • ダークウェブがどれほど酷いか?

シンガポールの公認不正検査士協会(ACFE)が、14日(日)から2日半(明日16日夕刻まで)のワークショップで企業コンプライアンス担当者やコンサルタント向けに開いている。メイン講師は米国からやってきてくれたCynthia Hetheringtonさん。ダークウェブ情報収集で今や南北アメリカでは引っ張りだこの方。もともと図書館司書だっただけあって、情報の整理精査、深堀りはお見事だ。

東南アジア各地から集まるプロフェッショナルからも面白い話が聞ける。「1MDBものだとこの本が面白いよ」「あー、その登場人物はみんな知っている」とか、「在中国企業の社内不正調査の依頼、断ったんだけど、その後、請け負ったファームは悪いことしていないのに当局にみんな逮捕された」と聞けば、筆者も「あー、あの仕事のことか」と頷くものがあったり。中には、最近選挙のあった国の当時政権側から相手陣営に関するきわどい仕事を頼まれ断ったというのもあった。「受けていたら、ひっくり返った後の政権から睨まれて仕事ができなくなるところだった」。

「Global Due Diligence, Social Media, Investigations & The Dark Web」というタイトルのワークショップ。2日半で約1,000シンガポールドル。日本の標準からは高いかもしれないが、海外のワークショップ値段としてはリーズナブル。休憩時間もプロから刺激を受けるので、費用対効果は圧倒的に高い。

(Hummingbird Advisories  佐藤 剛己)