世界の都市部スラム街住人の64%はアジアに集中

世界銀行の発表によると、世界でスラム街と呼ばれる地区に住む64%は、アジア地域に当たっていることが分かったという。「urban smal dweller」(都市部スラム街住人)と呼ばれる人たちは世界で約5億6300万人に上り、特に都市開発の失敗やソーシャルセーフティが未整備の国では、多くの都市住民が貧困ラインに止まっていると分析している。アジアに次ぐのはアフリカ(24%)、カリブ海・南アメリカ(12%)。

アジアで名指しされているのがモンゴル、ミャンマー、フィリピン。10月3日に発表された「Expanding Opportunities for the Urban Poor」(写真は世界銀行ウェブサイトから)は、そのプレスリリースの中で、「都会の貧困層への(就労)機会を創出できなければ、その国は成長可能性を失うことになる」(“Failure to expand opportunities for the urban poor impacts the countries’ growth potential”)と警告している。

この報告書、英語以外にも中国語、インドネシア語、ベトナム語で要約が作成されているのも、世銀が深刻な問題と指摘していることがうかがえる。

(Hummingbird Advisories 佐藤剛己)